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2014年11月11日 (火)

26周忌

004_3母は26年前の今日、癌との闘病の後、静かに息を

引き取った。

以来、この日のことは一日たり、片時たりたりとも忘

れたことはない。

どんなに楽しく、どんなに興奮した瞬間でも、死の直

後、母の言った言葉が今でも鮮明に思い出される。

「ありがとう、さようなら」

心配ばかりかけ優しくしてあげることができなかったことが今でも後悔の思いは消えない。

仏前の花は、義理の姉が丹精したもので例年届けてくれる。

いつも妻と家族のことを心配してくれている。

昨日は母の好きだったちらしずしを供えた。

小春日和の今日、一人で実家に帰省し母の墓参りを済ませた。

墓前に手を合わせ、生前の恩に感謝の気持ちを伝える。

母親のことは片時も忘れてはいけない。

忘れるこは、なくなった母に対する愛情のなさだと自分を叱責したりしながら。

ただ、黙って心の内に今あることの感謝の気持ちと生前、表すとのできなかった優しい気

持ちを懺悔した。

母は何も応えてはくれない。

自分の思いははたして母に届いているのだろうか。

墓所に母はいない。

あるのは遺物だけで語りかけても応えてくれることはない。

いくら墓前に手を合わせ詫びても応えてくれるものではない。

ただ自分の拠り所として、先祖を敬う気持ちで供養したり感謝することで自分が安心でき

る。

拠り所が自分の中にはなにもない。

信じることのなかった神仏に頼ることはないが先祖供養をすることで自分の心の拠り所と

している。

何も耕作されていない畑にはセイタカアワダチソウが背丈以上に伸び荒れ果てていた。

墓所への道も草刈りができてなく車が走れなくなってしまった。

家督を継承してゆくことが困難な時代になってしまった。

来年は27回忌だ。

古い先祖の祀ってある母の墓はいつでも行ける近くに移そうと考えている。

墓所には暖かい風が吹いていた。

この風は明日も、あさっても吹くであろうが、それは今日の風ではない。

母が帰ることのないように去った風は永久に還らない。

諸行無常の風が、心の中まで吹きつづける。

人生はやり直せると言うけど、それは生きていればこそ!

流れた時が戻る事は決して無い。

今を大事に、今生きている人を大切に!

先日実家で、姉のようにいつも心配してくれたいとこが叔母にあてた手紙を見つけた。

叔母も同じように私を心配して大事にとっていてくれていたのであろう。

50年も前の手紙だ!

多くの人に心配かけたことに涙しながら読んだ。

昭和40年7月 

今の状況は本人のものだが、親をはじめ周囲の大人たちの責任です。 

こんなに離れていれば相談にのってあげることもできず・・・・・・

はがきは途中で余白がなく終わっている。

小さな、きれいな字ではがきに心配する内容がびっしりと書かれている。

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