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2013年8月22日 (木)

藤 圭子 逝去

一から十までバカでした

バカに未練はないけれど

思い出せることばかり

夢は夜開く


「団塊の世代」とひとくくりにして呼ばれ、その時代に青春を過ごした。

この歌がヒットしたのは恋は一度だけと信じて疑わなかったころのことである。

あの頃の若い自分がいろいろな試練とともにテープが巻き戻されるように思い出される。

あれから40数年が経った。

歳月というものは澱んだ川に似ていつまでも佇んでいるものと思っていたが、月日の経つの

を早く感じるようになったのはこの歌がヒットしたころからのことである。

40歳を過ぎた頃にはまさに激流を下るようにあっという間に還暦を迎え、あの頃のあの人は

どんな人生を送ってきたのだろう・・・・・・・

幸せな人生を送っていることと思うがもう一度会うことができたらと、時の流れとともに人生へ

の惜別の思いを感じている。

与えられた余命を有意義に過ごすことができたら。

これまでの人生で不幸を数えればいくらでもある。

ただし不幸だと思ったことは一度もない。

幸せな人生であったと、これまで、出会った多くの人に感謝している。

藤圭子ほど己の美しさに無頓着な人はいないのでは。

輝くような美しさを持ちながらいつも居場所がないように佇み自分の価値を知らない人であっ

た。

見る者をハッとさせる美しさでありながら、そう­いう自意識を微塵も窺わせない。

決して派手な動きのない静かな­振りで、曲想を内面から捉えたにじみ出る­自身の隠しきれな

い彫刻のような美の融合は、息を呑むほどに美し­い。

藤圭子の歌声は失った恋に­深く傷ついた人の心を余すところなく歌い上げ終わった恋を思い

ださす。

思い出させてももう見ることはできない。

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